人の悩み相談を聞くことは嫌いではなく、感謝されると嬉しい気持ちになる。
人の悩みを聞く仕事としてカウンセラーになりたいとは思っていたけど
- カウンセラーになるにはどんな資格が必要なのか?
- そもそも資格なしでもカウンセラーになれるのか?
ここが謎のままでは一歩踏み出せない。
ああ・・フラストレーション。
と、このような悩みや問いが浮かんでくると思います。
結論から言うと資格なしでもカウンセラーになります。
理由は単純に、カウンセリング(悩み相談)は法律で禁止されていないからです。
この記事を書いている僕自身、過去に在宅の「電話相談」として
カウンセリングをしていた経験があります。
実情としては自宅にいながら時給として7000円くらい稼げていました。
カウンセラーのみで完全独立して食べていくのは、他の事業と同じで難易度は上がるけど
複業や専業主婦の副業として始める場合には、平均的なアルバイト時給の約7倍になるので
かなり良い方なのではないかと思っています。
つまり、カウンセラーになりたいと思っている「カウンセラー適任者」の方であるならば
誰でも自宅にいながら資格なしでカウンセラーにはなれるということです。
カウンセラーには資格は必需ではありません。
ですが、カウンセラーとして絶対に欠かせないスキルは存在します。
この記事では資格なしでもカウンセラーになるための
- 必要なスキル
- 在宅でカウンセリングするための流れ
を簡単にお伝えしていきます。
たぶん2分〜3分くらいで読みきれます。
カウンセラーの必需スキル=傾聴(キャリブレーション)
カウンセラーに絶対に欠かせないスキルとして「傾聴」があります。
傾聴を簡単に説明すると「聴く」ことです。
似た言葉で「聞く」がありますが
「聴く」と「聞く」の違いとしては参考になるQ&Aがありましたので引用します。
Q:「話をきく」や「音楽をきく」などと言う場合の「きく」の書き方に「聞く」と「聴く」がありますが、この場合の表記の使い分けはどのようにすればよいのでしょうか。
A:ただ単に「きく」場合は一般に「聞く」を使い、注意深く(身を入れて)、あるいは進んで耳を傾ける場合には「聴く」を使います。「音楽を聴く」「講義を聴く」
引用元:NHK放送文化研究所
つまり、ただ単に聞くのではなく
物事を注意深く観察して、耳を傾けながら聴くことに違いがある
ところを理解してもらえばOKです。
なぜ傾聴スキルが必需なのか?
しっかり傾聴できていると、結果的に信頼関係(ラポール)に繋がるからです。
そもそもカウンセラーの仕事の本質ってなんだろう。と疑問に思うかもしれませんが
個人的にはカウンセラーの仕事は「孤独を癒す」ことだと思っています。
つまり、クライアントの理解者になり、安心感を提供することがカウンセラーの役割です。
その前にクライアントが本音を話しをしてもらう必要があります。
なぜなら、ラポールが取れていないと人は本音を話せない生き物だからです。
で、ラポールが取れていないままカウンセリングを進めると
- クライアントは本音を話せない
- あなたとクライアントの間に擦り合わない
- クライアントはフラストレーションがたまる
- 結果的にカウンセラーのせいにする
- カウンセラーも自信がなくなる
このような負のスパイラルに陥らないためにも
「見る」「聴く」といった傾聴に徹してラポールを形成していくことが大切になります。
僕自身、「聴く」だけでは悪いと感じてしまい
余計なアドバイスを口にしたことでクライアントとのラポールを形成できず
満足なカウンセリングを提供できなかった失敗談があります。
で、どうなかったというと
その後クライアントからはご連絡がくることはありませんでした。
クライアントが求めるているのは理解者だったのです。
助言は二の次ということです。
人は理解者がいることで安心感を得ます。
この「安心感」というものにカウンセリングの本質的価値が存在します。
- ラポールを形成する = 本音を話してもらえる
- クライアントは話をしながら、どんどん頭の中のモヤモヤがまとまっていく
- クライアントに安心感が生まれはじめて、物事を客観的に見ることができるようになる。
- クライアント本人が自ら問題の本質に気づく、そして意欲的に行動できるようになる。
こうなると、あなたは信頼をおけるよき理解者となれる。
するとまた別の困った時にあなたを頼りにして相談してもらえたり
クライアントの友人が困っているときに紹介してもらえたりする。
で、この連鎖が何より社会貢献に繋がったりもする。
繰り返しになりますが、傾聴することでラポールを形成できます。
ラポールが形成できると、あなたはクライアントにとってよき理解者となり
安心感を提供することができます。
資格だけで本当にこのような、安心感といった価値を提供することはできるでしょうか?
僕の答えはNOです。
しっかりと相手を「傾聴」する力こそ、カウンセラーに欠かせない必需スキルであり
このスキルさえあれば、資格などいらないとでも思っています。
傾聴スキルはNLPで加速する
傾聴に関してはNLPを学ぶと具体的なテクニックがわかります。
NLPとは
神経言語プログラミング(しんけいげんごプログラミング、神経言語学的プログラミングとも, Neuro-Linguistic Programming: NLP)は、ジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラーによって提唱された、コミュニケーション、能力開発、心理療法へのアプローチを目指す技法である。人間は客観的な現実を理解することはできないというポストモダン的な立場を取り、主観的経験の構造の研究によって記述された「メタ学問」である[1][2]。個人の主観性・主観的な経験に大きく焦点を当てた自己啓発の体系を持つ[1]。・・・
引用元:Wikipedia
「なんのこっちゃ」となりがちなで難しく説明されていますが
- シンプルに表現すると、コミュニケーションスキル
- 簡単にいうと、脳の行動パターンの認知
- わかりやすくいうと、メンタリストが使うような心理テクニック
といったところでしょうか。
このNLPには「傾聴」以外にも
何十種類という実践的な心理アプローチなどの深いコミュニケーション技術が存在します。
学び方は大きく分けて2種類存在します。
- 書籍・動画で学ぶ
- セミナーで実践的に学ぶ
NLPのセミナーは高額で、通常の価格でも35万くらい
さらに上のスキルを習得するには70万円掛かります。
実際に僕もNLPのマスタープラクティショナーの資格を取得しました。
感想として心理や脳科学に興味があり
ある程度お金に余裕があり、実践的な心理アプローチをマスターしたのであれば
実践的なテクニックを学べるセミナーに参加してもいいと思います。
ですが、個人的には最初は1000円〜2000円程度の書籍を読むことをオススメします。
なにしろセミナーは高額なので早とちりは厳禁です。
書籍だけでも「傾聴」に関しての知識と、コミュニケーションの本質的要素を理解することができると思います。
本を良い慣れていない方は「マンガのでやさしくわかるNLP」だとよりわかりやすいと思います。
最初はプラットフォームを活用してカウンセリングを始める
カウンセラーとしてカウンセリングをするとしても、クラアントがいないと始まらないですよね。
ここではインターネットを活用してクライアントと接点をもつことを前提として解説していきます。
まず、カウンセラーとして活動するには
あなたは「カウンセリングサービスをしてますよ」
といったことをクライアントに知ってもらえなければなりません。
つまり告知と集客ですね。
あなたがカウンセラーとして
インターネットで告知と集客する時に
無料、もしくは超少額で始められる手法として
- 自分でHPを作って告知・集客する方法
- すでに見込み顧客が集客されているプラットフォームを活用して告知する方法
があります。
結論をいうと両方やればいいと思います。
ただ、順番としてプラットフォームからはじめることをオススメします。
なぜなら、集客力のあるプラットフォームを活用した方が
素早く経験がつき、収入を手にする時間も早まるからです。
プラットフォームでならしつつ
徐々にHPを制作していくといった感じが理想のスタイルですね。
活用するプラットフォームとしてはオススメなのが
知識・スキルのシェアサイト【ココナラ】になります。
ココナラはサービスが売れた時の販売手数料は若干高めですが、
集客力はあり、無料でサービスを告知することができるので
上手に告知すればすぐにクライアントからお問い合わせをいただけると思います。
詳しくはこちらでも解説していますのでご参考にどうぞ
NLPを活かしてカウンセラーの仕事をする方法【求人を当てにしない】
過去に NLPの資格を取得した NLPを独学で学んだ NLPを活かして、カウンセラーになりたいけど 求人を探しても見つからない NLPだけでカウンセラーの仕事にすることはで ...
続きを見る
資格なしでもカウンセラーになれますよ【時給7000円のスキル=聴く】まとめ
カウンセラーに必要なのは資格ではなく、「傾聴」です。
資格がなくても、カウンセラーとして活躍できますが
「傾聴」ができなければ、業務を提供していないことと同じです。
また、日常生活の人間関係においても
「傾聴」と「ラポール」には様々なメリットがあります。
好きな人と仲良くなりたいとか
不仲の夫婦関係を戻したいとか
憧れている人に近づきたいとかね
まとめますと、カウンセラーの仕事を通して魅力的になり
人間関係、恋愛の向上などにも繋がりますので
「傾聴」をマスターすることは、良い循環を生みだす源泉だと思っています。
ぜひ、日常生活でも「傾聴」をつかいトレーニングしてみてくださいね。