エッセイ

苦しみからの真の解放は人生脚本で決まる【勝者と敗者の2つの道】

 

 

ラクリバ
ラクリバ

 

ハア

 

切ない、焦る、イライラする、つまらない…

 

なんかこのごろ不安だよ。

というかいつも不安だけど…

 

 

 

で、なぜ不安になるのか

自分でもよくわかっていないと?

 

マスコミの遊
マスコミの遊

 

ラクリバ
ラクリバ

 

そーなんだよ、言葉では説明できない

空虚感というか、虚無感というか

なぜか満たされない。

 

 

 

 

キュウリ君にとって満たされるとは

どんなとき?

 

マスコミの遊
マスコミの遊

 

ラクリバ
ラクリバ

 

誰かと素直に思いっきり喜べあうことだったり

空を飛ぶように解放される感覚を実感したり

存分に力を発揮して、何かを成し遂げてみたりとか

 

そんなときかな

 

 

 

そんなときを

最近実感できていないんだね。

 

それが実感できそうになると

どんな気分になる?

 

マスコミの遊
マスコミの遊

 

ラクリバ
ラクリバ

 

なぜか、成功したり

楽しんではいけない気がするんだ。

 

自分をさらけ出してはいけないようで

抑制している感はある。

 

それが苦しい。

そして悲しい。

 

 

 

キュウリ君は

自分がもつ「人生脚本」存在を

知ったほうが良さそうだね。

 

マスコミの遊
マスコミの遊

 

ラクリバ
ラクリバ
人生脚本…?

 

 

人生脚本とは

 

 

 

人生脚本は精神科医エリック・バーンが提唱した心理学理論になります。

 

人生脚本を簡単に説明すると

幼少期に作り上げた「地図・マップ」です。

 

 

精神科医エリック・バーンは

客観的な視点から、人々の関係性を分析する

交流分析(TA)と呼ばれるフレームワークをつくりました。

 

 

交流分析は、自己・対人関係における

「うまくいかない」

の原因と改善を目的としたものです。

 

 

その交流分析の中でも、

個人の性格・行動に大きな影響を与える地図として

重要視されているのが人生脚本になります。

 

そして、エリック・バーンは人生脚本を次のように定義しています。

 

 

人生脚本とは、人生早期に親の影響の下に発達し、

現在も進行中のプログラムを言い、

個人の人生の最も重要な局面で、

どう行動すべきか指図するものである

 

引用元:ITメディアエンタープライズ

 

つまり、人は人生脚本通りに人生を歩むことを示唆していると同時に

 

人生脚本次第で

 

  • 「成功」と「失敗」
  • 「幸福」と「絶望」
  • 「愛される」と「愛されない」

 

生き方に雲泥の差が生まれることを示唆しています。

 

 

人生脚本の3つの種類

 

 

人生脚本は以下の3種類に分類できると

エリック・バーンはいいます。

 

  1. 勝者の脚本
  2. 敗者の脚本
  3. 平凡の脚本

 

それぞれ見ていきましょう。

 

勝者の脚本

 

自分の知性、感情、創造性、身体的感覚と行動が調和していて

生きる喜びの実感がある。

要は、人を信じ、信じられ、自分の可能性を信じ、自分らしく生きることができる人

引用元:ITメディアエンタープライズ

 

勝者の脚本には必ず「目的」なる

ミッション・ビジョンが存在しています。

 

 

お金がたくさんなくても、今は幸せ

 

なんて状態も勝利の人生脚本と呼んでいいでしょう。

 

 

一概に

 

  • 大金持ちが勝者
  • 権力者が勝者
  • モテまくるのが勝者

 

という訳ではなさそうです。

 

 

例えば、好きな人と好きな場所に住むことができて

好きなことを仕事にして、生計を建てられているのなら

それは、勝者の脚本となります。

 

 

敗者の脚本

 

自分が生き生きと生きるために自分の能力を使えないでいる人。

理屈をつけて合理化したり、詭弁を用いることで知性を誤用していくので、

自分の責任を自分で取ることができず、考え方や言動に何か違和感がある。

人を信じたり、信じられることに、何となく息苦しさを覚え、

自分の思うように生きられない人

引用元:ITメディアエンタープライズ

 

 

敗者の脚本を持つと

 

  • 不健康になっていく
  • お金がなくなっていく
  • 愛する人が離れていく

 

つまり、悪循環を生みだし

結果的に負けてしまうシナリオ。

 

 

凡人の脚本

 

言い換えると、「成功できない脚本」「どっちつかずの脚本」

 

  • なんとなく
  • ほどほど

 

など自らにストッパーをかけている人生脚本。

 

 

大きな損失を避けて、生活を成り立たせているけど

成功(心の充実)を抑制します。

 

 

このように凡人の脚本を持っていると

行動を起こせないようなシナリオとなるので

フラストレーションが溜まります。

 

 

自ら行動を起こすことができなくなるので

不満があったら誰かのせいにして

逃げ切りることはできたとしても

「勝利はできない人」だと言われています。

 

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幼児期に作られる敗者の人生脚本

 

 

敗者の人生脚本は幼少期に作り上げられると言われています。

 

 

幼少期の親との関わりの中で

「自分で自分の生き方を決める」といった

決断をすることを「幼児決断」と言います。

 

 

家庭環境や両親・家族との関わり次第で

 

  1. 勝者の人生脚本
  2. 敗者の人生脚本
  3. 平凡の人生脚本

 

のどれかのシナリオを無意識に持つことになります。

 

 

幼児決断は主に2〜6歳の間になされると言われている。

 

 

ここでビックリするのは

まだ物心もつかない2歳児でも

「決断」をして人生の脚本を作ってしまっているところ

 

 

おそらく「自分を守る」といった

動物の本能的な反応を、過度なストレスにより

もたらされた結果だと思う

 

 

 

一般的にアダルトチルドレンと呼ばれる方達が

なぜ「生きづらさ」を抱えるかというと

お察しのとおり、敗者の人生脚本で生きてしまっているから。

 

 

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敗者の人生脚本の源が、マイナスの幼児決断であるならば

マイナスの幼児決断の源は、幼少期の「禁止令」にあります。

 

 

幼少期の禁止令

 

 

 

幼少期の禁止令とは

 

無意識下で自分自身に対して何かを禁止する命令になります。

 

  • 何もするな
  • 存在するな
  • 成長するな
  • 子供であるな
  • 男であるな、女であるな
  • 正直であるな
  • 健康であるな
  • 成功するな
  • 重要であるな
  • etc

 

など、禁止令はある種の「抑制」です。

 

意識的に禁止令をだしているわけではありません

無意識に禁止令をだしています。

 

  • あと一歩のときにやる気が失せるとか
  • 成功しそうなときに失敗するとか
  • ここぞというときに風邪を引くとか
  • 幸せになりそうな時に、喧嘩したりとか

 

禁止令は無意識で望まない結果を生みだそうとします。

 

なぜ、禁止令をだすのか?

 

 

それは、生きるためです。

 

もっといえば、愛を得るため。

 

 

こんな話があります。

 

その昔

 

0歳児の赤ちゃん50人に

ミルクやオムツ替え、お風呂など

生きるために必要なことは満たした上で

 

全くスキンシップをとらず

笑いかけも、話しかけも

目も合わせないといった

愛情表現を断絶した結果。

 

誰一人として1歳の誕生日を迎えることなく

全員死んでしまった

 

 

という恐ろしい実験が行われた。

 

現代ではありえない実験だが

 

ここでわかることは

 

 

愛情の欠如が、生死に関わるということです。

 

 

親からの愛が欲しいがために

愛情で満たされたいために

存在意義を見い出すために

 

自ら禁止令をだします。

 

 

幼い頃の

 

〜するな

 

によって、何かしらの愛情らしいものを感じられた。

 

 

その経験が禁止令を強化して、無意識に定着していく

 

 

時は過ぎ、大人になり

「生きづらさ」を肌で感じれるようになるが

禁止令の存在に大体の人が自分でも気づいていません。

 

 

すると、対処法も見つからず、嘆き苦しむ

敗者の人生脚本を持ちつづける道を歩むことになる。

 

 

そして、親から子へと時代は繰り返す

 

 

大人になった、いまのあなたには

幼い頃の「決断」を修正することができます。

 

その手順は

 

  1. 素直な自分の目的・ビジョンを明確にする
  2. 子供時の決断を、大人になった自分が見直す

 

たったこれだけです。

 

 

眠っている感情に「気づく」ことが

敗者から勝者の人生脚本を持つ、はじめの一歩となる。

 

そこから

 

  • 成功しても愛情は手に入る
  • 幸せを感じても愛情が手に入る
  • お金持ちになっても愛情は手に入る
  • このままでもいいんだ。
  • 自分らしくしていていいんだ。

 

といった感覚を潜在意識へと刷り込まれていきます。

 

ここで初めて救われた気分・安定安心を感じることができる。

 

 

つまり、自分自身に「OK」をだせる「気づき」に出会うこと

 

 

そして、「気づき」を得るチャンス・可能性は

いつでもどこでも満ち溢れていることを

あなたには知っていただきたい。

 

 

本来の真実の姿の自分を知る

 

すると、原因不明の苦しみから解放されていくことを実感できるでしょう。